香港国際空港でドバイ発の貨物機が滑走路を逸脱し海に転落。巡回車に衝突し、乗員2人が死亡。貨物機の乗員4人は無事。

香港国際空港で20日未明、ドバイ発の貨物機が北滑走路で着陸に失敗し、海に転落する重大事故が発生した。貨物機は着陸後に進路を外れ、滑走路を逸脱。巡回中のパトロール車と衝突し、車両は海に転落した。車に乗っていた2人が行方不明となり、救助活動が続けられている。一方、貨物機の乗員4人は無事に救出された。
事故機はアラブ首長国連邦ドバイ・アルマクトゥーム国際空港を出発したエミレーツ航空の貨物便(便名UAE9788)で、トルコのAIR ACT航空が運航していた。機材はボーイング747-481型(登録番号TC-ACF)。民航処によると、午前3時50分ごろに着陸した際、北滑走路を外れて海に滑り落ちたとされる。
当局は事故を受け、北滑走路を閉鎖し、南滑走路と中滑走路での運用を続けている。民航処は「関係機関と緊密に連携し、事故原因の究明を進める」としており、すでに民航事故調査機関に報告を行った

