粤港自動車南下保険 保険料は数百〜千香港ドル程度と予想 香港訪問意欲への影響は限定的

香港政府は、広東省ナンバー車両の香港乗り入れ計画「粤車南下」を来月にも市区部で開始する見込みだ。

初期段階では1日100台が入境可能で、すべての車両に第三者保険加入が義務付けられる。

中国太平保険(香港)の陳沛良総経理は、保険会社が事故率を参考に保険料を設定する中で、広東省車両のデータ取得は難しいものの、大きな課題ではないと述べた。多くが個人旅行者であるためリスクは低く、保険料は「数百〜1,000香港ドル以内」に収まる見通しだという。

また、最長3日間の短期滞在に対応した保険商品も準備されており、業界はすでに政府と連携して提供体制を整えている。陳氏は「保険料はドライバーの旅行支出のごく一部であり、香港訪問の意欲に影響はない」と強調した。