香港初の大型フードリサイクル製造センター開設 年間660トンの食材を再利用し1,100万食を提供

香港初の大型フードリサイクル・製造センター「惜食堂ジャッキークラブ食品製作センター」が開幕した。センターは香港ジョッキークラブ・チャリティー・トラスト基金が約3億3,500万香港ドルを拠出し、小宝慈善基金(Food Angel)が運営する。全面稼働後は年間約660トンの余剰食材を回収し、常温食・冷凍食・ソフト食など約1,100万食を製造、約4万5,000人の生活困窮者を支援する見込みだ。

また、3年間にわたる「惜食堂ジャッキークラブ『耆楽ソフト膳・ケア同行』計画」では、約1万5,000人の高齢者に対し約330万食のソフト食を提供し、嚥下障害を持つ人々を支援する。家庭介護者やNGO職員向けの調理教室も開催し、3万2,000人以上の地域ボランティアが食材準備に参加予定。さらに100回の見学ツアーやワークショップを通じ、3,000人以上がソフト食や食品ロス削減の重要性を学ぶ機会を得る。