香港でチクングニア熱の輸入症例を確認 27歳女性がキューバ・メキシコ渡航後に発熱

香港の衛生署・衛生防護センターは14日、チクングニア熱(Chikungunya fever)の新たな輸入症例を発表した。

患者は27歳の女性で、住所は屯門の良德街。10月27日から11月10日にかけてキューバとメキシコを旅行し、帰港後に発熱、発疹、関節痛などの症状が出現。13日に屯門病院を受診し入院した。現在容体は安定している。

同居していた旅行同行者には現時点で症状はなく、医学的観察が続けられている。

筲箕湾の本地感染例では3,000世帯へチラシ配布

前日に確定した筲箕湾・東熹苑の本地感染例については、衛生防護センターが周辺約3,000世帯に情報チラシとアンケートを配布。軽度の症状を訴えた住民2名に対し、血液検査が行われた。

11月7日〜13日にデング熱の輸入症例も1件

同センターは同期間中、デング熱(Dengue fever)の海外輸入症例も1件報告。患者は潜伏期間中にフィリピンへ渡航していた。

患者は中米滞在中に感染した可能性

今回のチクングニア熱患者は、中米地域に滞在していた潜伏期間が一致しており、海外で感染した輸入症例と判断されている。今年、香港では62件のチクングニア熱が確認され、そのうち4件が本地感染、58件が輸入例となっている。

デング熱は世界的に増加傾向

世界保健機関(WHO)によると、デング熱の世界的発生率は過去20年間で大幅に上昇。昨年は1,400万件以上と過去最多を記録。今年1〜7月には、97の国・地域で400万件超の症例、3,000件以上の死亡例が報告されている。